通称名:パッヘルベルのカノン (Canon , Kanon*)
正式名:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
作曲者:ヨハン・パッヘルベル (Johann Pachelbel)
作曲年:1680頃
作品番号:なし
楽譜:http://imslp.info/files/imglnks/usimg/e/e1/IMSLP44549-PMLP04611-Pachelbel-KanonundGigueFS.pdf 右クリックの後、名前を付けて保存で保存可能。PDF注意
(*)ドイツ語表記ではKanonだが英語表記では通常Canonが使われる。ちなみにカメラのCanonとは関係ない。カメラのCanonの方は「大砲」からきている…のではなく「観音」の英語表記からきている。
通称「パッヘルベルのカノン」です。
パッヘルベルって人が作った「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」が正式名称です。長すぎるので普通「カノンとジーグ」と呼ばれます。
で、有名なのはカノンの方なんですね。ジーグも悪い曲じゃないとは思いますけど、カノンが圧倒的すぎます…。熱狂的なファンもいて、「カノン」の様々なアレンジを入れただけの「カノンのためだけの」CDも存在するくらいです。
この「カノン」も音楽用語で、一般名詞です。曲名ではありません。
どうも作曲家は一つ一つに名前なんかつけたりしないみたいですね。
ちなみに「カノン」は「輪唱」とほぼ同じ意味です。輪唱は同じメロディーをずらしながら演奏する方式です。「カエルの歌が~聞こえてくるよ~」でおなじみですね。(ただし輪唱と違い、「カノン」の方は必ずしも同じメロディーを同じテンポで繰り返さなくて良い。)
パッヘルベルはいわゆる「一発屋」です。この曲くらいしか有名な曲がありません。一発屋として他にはハチャトゥリアン「剣の舞」などが挙がることがありますが彼は実は結構いろんないい曲が揃っています。
しかし一発屋なのに、これだけ名前が知られている人もなかなか居ないと思います。それだけこの曲はインパクトが強いです。輪唱の重要性を作曲家たちに再認識させたと言われています。
実際この曲で用いられている和声進行は他のいろんな曲で用いられたりしてるみたいです。
「翼をください」とか
さあまずはお聞きになっていただいて!どれも素晴らしくて必見です。
王道↓
素晴らしい名演↓
結婚式用の編曲↓
カノンロック↓
特にカノンロックは一世を風靡しましたからねー。
エレキギターのための編曲なんですが、バイオリンに逆輸入されたり。Youtubeでカノンロックと検索するとあらゆる動画出てきます。とくにものさしでの演奏は必見です...(笑)
ちなみにジーグはこちらから聴けます。→ http://youtu.be/Ut8tcFpBv60?t=5m24s
0 件のコメント:
コメントを投稿