正式名:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
作曲者:バッハ (Bach)
作曲年:1720
オススメ曲紹介の第一弾はやはりこの曲、「Bach Chaconne」です。有名度は低いですがw
この曲は正確には「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」という曲の一部です。
-----------------------------------------------ホソク------------------------------------------------------
例えば、G線上のアリアも「G線上のアリア」という曲はありません。この曲もバッハの作ですが、「管弦楽組曲第3番」の「アリア」という部分のことを指します。「アリア」とは詠唱部分のことで叙情的な独唱などいわゆる「聞かせどころ」なところを指すそうです。
(さらにG線上のアリアの場合、アウグスト・ウィルヘルミという人がニ長調からハ長調にすることでバイオリンのG線のみで弾けるようにすることができると発見し、編曲した曲のことを指します。ので厳密にバッハの作ではない。)
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さらに言えばシャコンヌというのも一般名称であり、曲の一部分を指します。
シャコンヌというのは曲の中の、特定の和音・低音を用いて進行する一部分を指すそうです。
つまりこの曲は
バッハ作の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」第2番ニ短調の中のシャコンヌ
が正式な名前になるかと思います。
まあ一般にバッハのシャコンヌといえば通じます。
バイオリンの超難曲の一つです。難易度的にはそうでもないそうですが、実際に弾けとなると和音部分が多いので綺麗に弾ききるのはかなり難しいとか。本番ではあまり弾きたくないそうです。(ウェブでとあるプロが語るには。もう誰だか忘れましたが。)
いつかこれを弾けるようになるのが夢です。
これの楽譜はあまり楽器屋には置いてありません…(なんで?)
やっぱ難しいからなのでしょうか。都内に行かないと無いかもです。
デモ今はネットというものがあり、無料で楽譜を手に入れることができます。(もちろんできないものの方が多い)
紹介したいのはIMSLPです。ここは著作権が切れた楽譜を入手することができます。勿論合法。
ただ、国の関係で著作権が日本ではまだ生きてたりするのでダウンロードできないこともあります。
シャコンヌはダウンロードできます。こちらです。pdf形式なので注意。右クリックから「名前をつけて保存」からどうぞ。
このpdfファイルの26ページ、Ciaconnaというところからシャコンヌが始まります。
プロの演奏では、私は「ハイフェッツ盤」が一番好きです。…というよりハイフェッツのファンだからといっちゃそうなんですが。彼は特にシャコンヌに関しては素晴らしいと思います。ヴィターリ・シャコンヌという曲もあるんですが、そちらではハイフェッツ盤は世界的な名盤と言われています。
こちらのバッハ・シャコンヌはちょっとアレンジを加えてさらに表現の幅を広げているような気がします。
次に、存命の「イツァーク・パールマン」も個人的に好きな奏者です。
ただ、シャコンヌに関してはあまりそうでもないですね、彼のパガニーニカプリス24は好きです。
バッハ・シャコンヌといえばこの人の盤もなかなかのものです。シェリングです。
彼の盤はシャコンヌだけでなく、バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ全てを収めた盤が特に有名です。
私としては、「バッハはこのように弾いて欲しかったんじゃないかな?」と思う叙情的な表現をしている彼の盤は好きです。
ハイフェッツは正直かなり贔屓目が入っているので、贔屓目に見なければ彼が一番素晴らしいのかもしれません。
他には例えばYehudi Menuhinや、Hilary Hahnなどもyoutubeにありました。前者はハイフェッツと同じ感じで、まあ僕からすればですけど、ハイフェッツでいいかなと。(なんだそりゃw)
後者は面白いと思います。ただバッハやハイドンではこのように遅くパッセージを弾くとちょっと短調になりがちな気がします。眠くなってきます。
とまあ自分のお気に入りのシャコンヌを探すのも楽しいですね。変なまとめになっちゃいましたが。
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